金利とは、まず、短期金利、長期金利の二種類に大別されます。短期金利は、中央銀行が金融政策で調節できる金利のことです。一方長期金利は、一般に10年物の国債の金利の事を指して長期金利といいます。これは、景気の指標となります。
長期金利は、大概市場原理で決まるもので、長期金利とは、短期金利の影響を少しは受けますが、しかし、それ以上に、物価の上昇率や企業の長期資金による設備投資の予想で決まります。長期金利とは、物価が安定していますと、国債は売れる事になり、それによって長期金利は下がります。
物価がインフレを起こしている場合は、10年物の国債は売れなくなり、その結果として、長期金利は上がります。それでは、現在の日本のようにデフレ下では金利とはどうなるのかといいますと、金利には、また、名目金利と実質金利と呼ばれるものに大別できます。名目金利は、例えば、定期預金の金利が5%ならば、その5%が名目金利です。
これに対して、実質金利は、例えば、インフレ率が2%で名目金利が5%としますと、5%-2%=3%が実質金利となります。これが、現在の日本のようにデフレ下ですと、例えば、名目金利が5%で、インフレ率が-2%ならば、実質金利は、5%-(-2%)=7%となります。つまり、デフレ下では、金利が低くても実質金利は、名目金利より高くなるという逆転現象が起こります。
また、金利は、景気にも左右され、景気がよくなると金利は上がり、景気が悪くなると金利が下がります。そして、景気は好景気と不景気を繰り返すサイクルにあり、金利も景気によって上がったり下がったりを繰り返します。